プロフィール-薬剤師
一般の方たちは馴染みがあまりないであろう職業、薬剤師。
このブログ名からもわかると思いますが、管理人である私の職業は薬剤師です。
とは言っても薬剤師は国家資格ですので、職業「薬剤師」といっても何をしているか分からないのではないでしょうか?
薬剤師にはいろいろな仕事があり、そのなかには薬剤師の資格を使わない仕事もあります。
みなさんにとって一番イメージしやすい仕事は薬局やドラッグストアにいる薬剤師なのでしょうか?
他には製薬会社の研究や営業、病院内の薬局、大学の研究、化粧品会社の研究、行政などがあります。
ここでは私の薬剤師としてのプロフィールを紹介しながら、私が経験した薬剤師としての仕事内容も紹介していきます。
目次
経歴
2006年、薬学部大学院卒業後、病院勤務
2008年から泌尿器科・神経内科の病棟に配属され、2009年に集中治療室(ICU)の薬剤師業務立ち上げ
2011年、東日本大震災。日本医師会災害医療チームの一員として福島県の災害支援活動
2011年、日本DMAT隊員に任命
2013年、救急認定薬剤師取得
以降、ICU・手術室・救命救急センターなどを担当
2018年、薬局に転職
同年、医療薬学会認定薬剤師の認定資格取得
2019年、スキンケアアドバイザー・スキンケアカウンセラーの認定資格取得
2020年、ブログ開設
資格
薬剤師
薬剤師は国家資格。
薬学部を卒業し薬剤師国家試験に合格することで免許証が交付。
救急認定薬剤師
救急外来、救命救急センター、集中治療室などの急性期医療で実績を残した薬剤師として認定。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
日本DMAT隊員
日本災害医療派遣チームの隊員。
大規模災害のとき発災48時間以内に医療活動を行う派遣チーム。
私は薬剤師としてではなく、ロジスティックスという立場で活動して医療チームの後方支援をしたり、災害対策本部などの支援活動します。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
医療薬学会専門薬剤師
薬の専門家として広範にわたる知識と錬磨された技能を備え、さらに学術活動・研究活動の実績を有する薬剤師として認定。
以前は認定薬剤師という資格でしたが2020年から専門薬剤師に変わりました。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
スキンケアアドバイザー
肌トラブルに悩む方や肌を若々しく保ちたい方など、一人ひとりに合ったスキンケア方法や化粧品選びなどの正しいアドバイスや提案ができるスキンケアのスペシャリストとして認定。
スキンケアカウンセラー
スキンケアの深い知識を持ち、肌の悩みや心の状態を本質から理解するためのカウンセリング技術を身につけているスキンケアのスペシャリストとして認定。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
大学院-修士
大学院で薬物動態学という分野の研究をしてきました。
簡単に言えば、薬が体内に入ってから体外に出るまでのプロセス(薬物体内動態)についての研究です。
私はネズミを使って、「糖尿病になると薬物体内動態がどう変わるか?」ということを研究してきました。
研究から学んだものは知識だけでなく、社会人、医療人としてのあり方、考え方など多くのことを学ぶことができました。
恩師からは厳しくも暖かい指導をしていただき研究のみならず人間として成長することができたと思っています。
職歴
大学院を卒業してから10年以上、地域の救急医療を担う基幹病院で勤務してきました。
転職後は保険薬局に勤務し、地域医療に貢献できるよう努めています。
病院薬剤師
私が勤めていた病院は救命救急センターのある急性期病院でしたから、重症かつ緊急性の高い患者様の治療に多く関わってきました。
薬剤師は病院内薬局だけではなく、入院病棟で働いています。
勤続時代の私は、内科系、外科系さまざまな病棟に配属され入院患者さんの治療をサポートしてきました。
特にICUの治療に深く関わることができました。
ICUでは薬の管理やリスクマネージメントを中心の業績でしたが、患者さんの状態に合わせた薬の選択や投与量設定するための医師のサポートをしてきました。
医師のサポートするために求められる薬の知識は多岐にわたり、さらに薬だけではなく病気の診断、検査、治療法など幅広い知識が必要となります。
ここで活用してきた知識は病院を辞めた今でも大変役立っています。
また病院では医師、看護師、そしてさまざまな他職種、本当にたくさんの方たちと関わる機会に恵まれ、いろいろ教えていただき人として成長できたと思います。
病院勤務時代に培ったいろいろな経験は現在、薬剤師として社会に貢献するための礎になっています。
病院で関わってきた薬剤師業務 抗がん剤治療 内科、外科治療 救急医療 ICU 手術室 災害医療 新人教育
詳しい病院薬剤師の仕事内容についてはこちらのページを参照して下さい。
薬局薬剤師
以前勤務していた病院では急性期の患者さんとの関わりがメインでしたが、薬局では逆に慢性疾患の患者さんがメインとなります。
勤務先の薬局には近隣の病院はもちろん、それ以外のいろいろな病院の処方せんを持った患者さんもたくさん来局してくれます。
さまざまな疾患を抱えた患者さんが来局されますので、薬剤師として幅広い知識が必要とされます。
薬局薬剤師は処方内容が患者さんにとって適切かどうか判断・評価したのち、患者さんに薬の説明をしてお渡ししますが、医師の処方意図や服薬する意義を理解してもらえるように説明できないといけません。
処方内容の適切性を判断するためには薬だけでなく疾患の病態を理解する必要がありますし、患者さんに分かりやすく情報提供するためにはコミュニケーションスキルが重要になります。
病院とは異なったスキルが求められる場面も多いですが、病院で培った知識を活かしながら来局される患者さんの治療をサポートしています。
詳しい薬局薬剤師の仕事内容についてはこちらのページを参照して下さい。